- かんじんちょう
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かんじんちょう【勧進帳】(1)寺院の堂塔の建立などに要する金品・材料の寄付募集の趣意を記し, 巻物などにしたもの。 僧や山伏が民衆から寄付を集める時に読み聞かせる。(2)作品名(別項参照)。IIかんじんちょう【勧進帳】歌舞伎十八番の一。 一幕。 三世並木五瓶(ゴヘイ)作。 四世杵屋(キネヤ)六三郎作曲。 1840年, 江戸河原崎座で七世市川団十郎が初演。 能の「安宅(アタカ)」の歌舞伎化。 山伏姿で奥州へ落ちる源義経主従は, 安宅の関で関守富樫左衛門に見とがめられるが, 弁慶の機転と富樫の情けによって無事関を通り抜ける。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.